2019 11 / 06

ブラック&ホワイト

いま、某中学校から郵便が届きました。

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あーっ!ごめんKくん!

某日取材を受けたのに、ブログのアップが滞っておりました。ついラグビーに夢中になっちゃって・・・

 

そう、それは先月の話。

突然、男子学生から電話がかかってきて小生に回ってきました。

『「総合的な学習の時間」という授業の一環で、さまざまな社会問題のなかから、個人が「課題」を見つけ、それについて調べたり、インタビューをしたい。ついては自分は職業選択の視点から考えたいので取材をお願いしたい』とのこと。(要約)

 

とても緊張している様子でした。そりゃそうだよな~、中学3年って自分なにやってたっけ?

企業に電話かけるなんて、ありえなかったな~。

 

小生「今回、インタビューは何社くらいですか?」

K君「2箇所予定していて、この電話が初めてです」

 

ひゃーーっ!それは責任重大ですぞ!

(っていうか、いいの?ウチで?)

 

K君と会話していて、真面目さと一生懸命さが伝わってきたので、これもご縁とお受けすることにしました。

翌週、きちんと時間通りに現れたK君は、最初こそ表情が硬かったものの

「ブログに載せてもいい?」と聞いたら、こんな素敵な笑顔をみせてくれる好青年。

 

DSCF8617.jpg

 

リラックスさせるために、最初の5分ほどフリートーク。

短い会話の中で、彼が親からの愛情をいっぱい与えられてまっすぐに成長していることが伺えました。

将来は医者になりたいとのこと、いやはや・・・「キミならなれる!」って感じです!!

 

さて、いよいよインタビュー、事前にいただいていた質問項目は3つです。

①働く人が居心地が良いと感じるのは、どのような職場なのか

②ブラック企業にどのような経緯で入社してしまう人が多いのか

③ホワイト企業に入社する人と、ブラック企業に入社する人の違いは、どのようなものがあるのか

 

爽やかな導入とはうらはらに、内容はディープ。

世のマスコミの影響を受けて質問が偏っているなぁという印象で、業界人としてちょっと悲しくなりますね。

世間の大人たちはともかく、子供までが「ブラック&ホワイト」に耳年真(みみどしま)になっていることが恐ろしい。

 

何はともあれ、小生なりに長きに渡り人材ビジネスに関わる者として、お答えしました。

がしかし、それが本当に大丈夫かどうか?という心配もあり、事前に13名の筆まめ社員記者にアンケートを取り、より精度の高い回答にしたつもりです。幸い、表現の仕方は違えど、皆がほぼ同じベクトルを向いていたので安心しました。

 

その中で秀逸なコメントがあったので、ほんの一部をご紹介します。

aDSCF8639.jpg よーし!トライだ!!

(注:残念ながら、彼は”筆まめ記者”ではありません。スマンS)

 

①働く人が居心地が良いと感じるのは、どのような職場なのか 

適度に自分を肯定し、嫌にならない程度に自己を否定してくれる職場
(肯定だけでは成長がない。必ず間違い・勘違いをしているので是正してくれる相手が必要)
その他は自分が職場を選ぶ上で、一番重要としているポイントをクリアしている職場。

【筆まめA】

 

とある求職者の実話と、複数名の発言をアレンジします。

お仕事をするときは、「教えてもらえる・教えてくれるのを待つ」という受け身ではなく「判らないことは積極的に質問する」という 自らの姿勢・行動が大事です。                
それは勿論判っているのですが、ふとしたときに                                                             「大丈夫? 困っていることはない?」と先輩などに声を掛けてもらえると、居心地が良いと感じます。                             (20代女性の声)

お仕事を探すとき、「お給料が高い」「家から近くて通いやすい」「残業が少ない」‥等々色々な理由があって、お仕事を決めるのですが、やはり 1番大切なことは「人間関係」ですね。
給料が低いとか、少し家から遠いとか‥それでも、一緒に働く仲間とうまくコミュニケーションが取れる、その環境があるだけで、居心地が良く・頑張ろうと思います。                                                                                             (40代女性の声)
 

【筆まめB】
  
  

②ブラック企業にどのような経緯で入社してしまう人が多いのか 

他人の話やアドバイスを聞かない人、自分に自信があり過ぎる人(私です) 

【筆まめC】

 

①にも通じる所はありますが、何を持ってブラック企業と感じるかは主観です。
Aさんにはブラック企業であっても、Bさんには普通の企業であることもありえることです。

ブラック企業に入りたくて入る人は多くないと思いますが、入社後にギャップを感じて「ブラック企業に入ってしまった」と考えるのは事前の認識と現実との乖離が原因といえます。

・若手活躍中 → 経験者が辞めてしまう
・定時退社励行 → 持ち帰って仕事をするのは当たり前
・アットホームな社風 → プライベートにも介入される

といった具合に解釈によってどちらとでも取れる抽象的な情報を良い部分だけで解釈して入社をしてしまうことは、結果的にブラック企業に入社をすることに繋がってしまいます。

【筆まめD】

 

 

③ホワイト企業に入社する人と、ブラック企業に入社する人の違いは、どのようなものがあるのか 

なにをもって色分けできるか。
ホワイト企業にいてもブラックだと思っている人もいれば、逆もいます。
求職者自身の「何がしたいか」を明確にし、就職先で理想と現実のギャップを埋めることができれば
その企業がブラックであれホワイトであれ気にならないと思います。
なんの為に働くのか。そこをしっかりと自己の中で確立することができればよいのかと。

ホワイト企業に入社する人:自己の考えに責任をもち、確固たる自信をもてる人
ブラック企業に入社する人:自己の選択に自信がなく、責任転嫁する人 

【筆まめE】

 

その他コメント

【間違った選択をしないポイント】
多くのヒトとかかわって、リアルな情報に触れて(見て聞いて)、自分の価値観や選択肢をハナっから狭めないことです。
経験に裏打ちされた知識は、働き甲斐のある職場かどうかを嗅ぎ分ける力を鍛えてくれると思います。
たくさん勉強してベストな判断ができる大人になってください。

 【筆まめF】

 

 

どうにもならない事も多いけど
同時に「仕事を好きになる」努力もある程度は必要。
でもそれは5年10年単位ではなく、今の時代は1年やって合わなければ、次のレイヤー(職場、仕事)を考える。

初めてやる事は辛い事の方が多い。
続けられるかどうかは好きになれるかどうか。
スノーボードも最初は転んでばかりだけど、続けていけば上手くなって風を切って滑れるようになります。

【筆まめG】

 

 ・・・・・・

人材会社に勤める同僚ではあるものの、職種もバラバラで若干不安でしたが、皆がこれほど真摯に「働くこと」に向き合ってくれていることが嬉しかったです。

K君が取材に来てくれたお陰です。ありがとう!

 

DSCF8619.jpg

さて、彼の中学校から届いた封書の中身ですが

生徒達がインタビュー活動した結果を発表する会へのご案内でした。

ううむ・・・既に予定とかぶっているけど、なんとか調整してぜひ参加したい・・・・

いま最大の悩み事です!!

 

(広報F)

 

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