2006 05 / 02

流行という地雷

先日同じ部署の女性が素敵なコートを着ているのを見て、何気なく 「いいねそれ、おニューなの?」と声をかけた。 すると彼女は嬉しそうにうなずいたあと、急に気の毒そうに声をひそめて言った 「Pさん、もう『おニュー』って言葉、古いんだよ」ohnew.jpg

がーーーーーーーーーーん!!!!

相当カルチャーショックを受けた。
というか、TVをあまり見ない自分が久しぶりに受けた世間の刺激というか、とうとうここまで取り残されたか・・というある種の感慨を覚えた、焦りと同時に。
だいたい彼女のほうが私より年上、その彼女からご指摘を受けるほど時代錯誤になりつつある自分。時代の最先端を行く人材ビジネス界に身を置きながら、こんなんで大丈夫だろうか?という一抹の不安が胸をよぎる。
それはさておき、だいたい流行というものは、それが爆発的に流行るほどに、時がたつとカッコ悪く感じられるものだ。「チョベリバ」なんて、今やこっ恥ずかしくて誰も使わない。(そのくせ「おニュー」と言う自分だけど)
ボディコンを着ているギャルもいなければ、チェッカーズがデビューした当時の髪型・衣装など、今見ると噴出してしまう。当時はあんなに皆騒いでいたのに、だ。
だからこそ、中途半端に流行を追ってはいけないと改めて感じる。でないと、部分的に気に入ったフレーズやスタイルを取り入れて、体の一部にしてしまってから取り除くのは非常に難しくなるのだ。
私も『ナウい』は時代に合わせて削除できていたのに、うっかり伏兵の『おニュー』の撤去を怠っていた。地雷はついに爆発してしまった。恐るべし、流行語である。

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