2019 01 / 22

~その155~ 100点は正解ではない

某電機メーカーの出身者の方と話をしました。

とても参考になる時間でした。

 

「家電なんてもう差別化はほとんど出来ないよ。テレビを買いに行くとしよう。

どのメーカーのどの製品もすばらしいよ。もう技術革新はほとんど済んでるんだ。」

 

「スマートフォンだってこの数年間で大きな進化をしている。もうこれ以上欲しいと

感じる機能があるのか疑問だよ。今の機能だってみんな使いこなしているのかな?」

 

「それに比べて転職した今の業界はすごいね。まだまだ改善の余地がある。今までの経験

を活かすことはもちろんだけど、もっともっと吸収していかないとね。」

 

大変若々しく意欲に溢れた方でした。

 

技術革新はほとんど済んでいると決めつけることを正解とはしませんが

既に100点に近い商品やサービスにさらに付加価値をつけることはかなり大変なようです。

 

一方で調べてみると100点をあえて犠牲にして成功した例も意外とある様です。

私も以前は使っていたカセットウォークマン。

 

今のデジタル化した音源で音トビはほとんどありませんが

ウォークマン時代はしょっちゅうでしたね。電池の持ちもあまりよくなかった気がします。

 

そして音質自体も立派なアンプ等から聞こえる音とは雲泥の差でしたが

「音楽を持ち運びたい」というニーズに応えて大ヒットしてましたね。

 

・・・懐かしい。

 

音質を保つ = 100点 だとするとこれを維持することが必須命題では

あの商品は生まれなかったはずです。

 

最も大切といえる音質を下げてでも新たな価値を創造する

という姿勢から生まれた作品ですね。

 

同様に格安スマホも機能は下がっても十分満足できるという方に受け入れられていますし

冷凍野菜は鮮度は生鮮食品にはかないませんが、手軽さで今は自然に受け入れられています。

 

100点を120点にする努力も大切ですが

あえて80点で別の勝負を仕掛ける姿勢も大事ですね。

 

様々な思考回路があることが面白みに繋がります。

 

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