2005 08 / 01

きょうの園芸

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 ちょっと年寄りじみているが、私は園芸が趣味である。 ここ数年で「ガーデニング」というオシャレな名前も定着してようやく市民権を得た気もするが、 自分にしっくりくるのはやはり「園芸」。

 春になるとホームセンターやスーパーの入り口付近に出店があるでしょう? ああいうのを見ると素通りできない人種。 なおかつ時々NHKの「趣味の園芸」を買ったりしている。 本当は土の配合まで極めたかったが、それは老後の楽しみに取ってある。

 夏になると、そろそろ植物の生長にも出来不出来が現れてくる。 気温や水やり、土の状態、日当たりも良好で、 期待以上に立派に育って花を咲かせる植物は可愛いものだ。

 その一方で、全て同じ条件なのに我が家の環境が馴染まなかったのか、 元気がなかったり、つぼみはつけるものの枯れてしまう植物もある。

 さらにやっかいなのが、虫のついた植物だ。 経験上察するところ、どうやら虫という奴は、状態の良くない植物により高い確率で発生するもののようだ。
「おや、なんだか元気ないな」
と気にしていたら案の定、小さな虫がつき始める。 そしてその隣に体調不良な植物があると、あっという間に被害が広がっていく。 小さいながらも、昆虫の生命力はすさまじい。 これが趣味だからまだいいものの、農家だったら深刻な問題だろう。

 同時につくづく、植物って人間と同じだなぁと感じる。 悪い要素が伝染する人、しない人すべてはその人本体の生命力や心根次第なのではないかと。

 また、朝の水やりなんか特に人間そっくりだと感じる。 シオシオに元気がなかった植物が、水やりをして数分で生き生きと葉がよみがえり、朝日が当たると花が咲く。 こういう人、周りにもいるでしょう(私か?)。

 でもきっと誰もが同じで、誉められれば輝くし、そうでないと枯れてしまう場合もある。 人間は、意外とシンプルな生き物なのかもしれない。

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