TLI日本中国語センターブログBlog

■■ TLIストーリー vol.14 ■■

今回は中国・ハルビン市出身の 劉 書群(Liú  shū qún )老師を紹介します。

 

【中国語講師について】

▶いつから教師を始めましたか?

はっきりと覚えていないのですが、10年以上前になると思います…(笑)。

 

▶きっかけは?

近所のお子さんが中国旅行に行くことになったので、中国語を教えてほしいと言われたのが

きっかけでした。

当初は正直「私は中国人だし、中国語なんて簡単に教えられる」と思っていました(笑)。

しかし教える度に「こんな教え方でいいのだろうか。どのように教えればわかりやすいのか。」

など教え方に疑問を持つようになりました。

そんな折、TLIで講師をしている友人からTLIの講師養成講座を紹介してもらいました。

私は面白そうだと思ってその講座に参加することにしました。

講師養成講座は、驚きの連続でした!母語なのでこれまで何も考えずに使っていた言葉を

いざ客観的に分析してみると知らないことだらけでした。

講座を受けている間中、ずっとワクワク・ドキドキしていたことを今でも覚えています。

特に発音の指導は、面白かったです。

指導講師が日本人がよく間違える発音の真似をして、「さあ、この発音を直して!」と言うのです。

それまで私は、自分がどうやって発音しているかなんて考えたこともありませんでした。

発音するときは舌の位置、息の出し方全てに決まりがあるんだとその時知りました。

それ以降、家に帰ってからも発音での舌の位置を鏡の前で確認していました。

中国語講師は毎日新たな発見があり、この仕事が益々面白く感じるようになりました。

 

▶やりがいは?

当然ですが、受講生それぞれ目標が異なります。

ですからまず、一人一人に合ったゴールを設定しそこにたどり着く為の方法を考えます。

そしてきちんとゴールまで導けたときとてもやりがいを感じます。

時々目標設定時に、「発音はそれなりでいいので、とにかく話せるようになりたい」

という方がいます。私は、受講期間が長かろうと短かろうと発音だけはしっかり学ぶよう勧めます。

中国語にとって発音は何よりも大事で、そこを疎かにしてしまうと後々大変な事になってしまうからです。ですから、私は発音指導には力を入れていますし研究もしてきました。

私の発音指導を通じて、受講生の発音が直っていくととても嬉しいです。

 

▶大変なことは?

私が大変というわけではないのですが、受講生の皆さんのほとんどはお仕事しながらのレッスンなので、お疲れの時はレッスンにも影響が出ます。お仕事とレッスンの両立は大変だろうなと思います。

そんなとき私は、授業の内容を工夫してできるだけ楽しく学習できるようにしています。

ただ、語学学習はレッスンの時間だけではなく家に帰ってからの学習も大切です。

しかし家に帰ってから勉強するのは、なかなか難しいのが現実ですよね(笑)。

こればかりは講師にはどうすることもできないので、もどかしさを感じます。

レッスン内で学んだだけで先に進んでいくと、きちんと定着していないのでどこかで躓いてしまいます。

そうなるとテキストを遡って勉強しなければならなくなります。

誰でもそうですが、以前勉強したところに戻って勉強するというのはちょっとやる気が出ませんよね。

また、発音に関しても私は正しい発音を身に付けてほしいので気になるとすぐ直すのですが、

あまり直されるのも気分がいいものではありません。

モチベーションが下がると学習効率も悪くなりますので、そうならない為にも是非お家で復習してほしいと思っています。

ただ、発音は自分なりに発音してみても正しく発音できていないことが多いです。

ですからお家で練習する際には発音を録音して聞き、お手本の発音とあっているかを確認するといいと思います。

 

▶中国語の上達法や秘訣は?

とにかく「听(聞く)」「说(話す)」が重要です。

学生時代、英語を勉強しても「读(読む)」「写(書く)」ことばかりで、

テストはできても会話は苦手という方も多いと思います。

ですから、「多听(たくさん聞く)/多说(たくさん話す)」が重要なのです。

「多听」は例えば、中国語の歌や映画などに日頃から触れるようにしたり、

意味は分からなくても聞こえた音を言ってみることもとても効果的だと思います。

また、聞いた文章をピンインと声調で書き取ってみるのもおすすめです。

そうすることで、間違いやすい所がわかってきます。

例えば、第二声をよく間違えるのであればその語の前後は第何声なのかということを分析します。

すると、自分がどういう場合の第二声の変化が苦手かという事に気づくことが出来ます。

「多说」は、日本でするのはなかなか難しいかもしれません。

普段中国語を話す機会がない人は、レッスン中にとにかく積極的に話してみてください。

話題が見つからないなら、講師が質問した内容をそのまま講師にもしてみてもいいですよ。

とにかく学んだことを話す習慣をつけることが大切だと思います。

 

 

【プライベートを少しだけ教えてください】

実は、これといった趣味はないのですが…(笑)。

あえて言うなら、旅行と料理を作ることですかね。旅行は行ったことがない場所に行くのが好きです。

行って良かったところは、雲南省と桂林です。私は、現地の人の実際の暮らしに触れられる場所が好きです。

料理は、主に中華料理を作るのが好きで、「锅包肉」や「拔丝地瓜」などが得意です。

 

 

【写真1:雲南省・木府】                   【写真2:桂林】

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IMG_1294.jpgのサムネイル画像

 

【写真3:雲南省・藍月谷】

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インタビューを通して、劉老師は中国語を教える事を心から楽しんでいると感じました。

楽しんでいるからこそ日々授業の事を考え、磨き続けられるのだと思います。劉先生のレッスンはいつも賑やかです!

 

TLIには今回インタビューをした劉老師以外にも多くのすばらしい教師が在籍しています。

TLIでは無料体験レッスンを行っています。中国語学習を考えられている方は是非一度体験レッスンにいらしてみてください。

お問合わせは、TLI日本中国語センターのお問合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。

皆さんのご来校を講師とスタッフ一同お待ちしています。

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