TLI日本中国語センターブログBlog

■■ TLIストーリー vol.13 ■■

今回は台湾・台北市出身の陳 怡廷(Chén yí tíng)老師を紹介します。

 

▶いつから教師を始めましたか?

2005年頃から始めました。

 

▶きっかけは?

ずっと人に教える仕事をしたいと思っていました。私は高校卒業後、日本の大学に進学しました。

来日した時は、日本語が全く話せませんでしたのでゼロから学びました。

最初は中国語と日本語の違いに戸惑いました。実はピンインも日本に来てから学んだんですよ(笑)。

その頃私は、父の友人の日本人宅でホームステイしていました。

ある日来客があり、私をそのお客さんに紹介してくれたんですが、その時私のことを「この馬鹿娘が…」と紹介したんです(笑)。当時の私は「馬鹿」の意味を知りませんでしたので、辞書で調べてショックで泣いてしまいました(笑)。

今ならその言葉の奥にある日本文化ならではの愛情を感じ取ることができますが、その当時は台湾の文化にはない表現なので理解できませんでした。

言葉は文化とつながっています。言葉を学ぶのと同時に文化も学ばなければなりません。

私も日本語をゼロから学んだ者として、どうすれば日本人が正しく中国語を話せるようになるか、

中国と日本にはどんな文化の違いがあってそれが言葉にどのような影響を与えているかが多少わかると思います。

私の経験が活かせ人に教える仕事は何かと考えたときに、中国語講師が一番ふさわしいと思いました。

 

▶やりがいは?

レッスンで学んだ事が、受講生の仕事上、生活上で役に立ったという話を聞くと嬉しいです。

「中国人に中国語が通じたよ」と言われたり、レッスン内で話した中国社会や文化の話のおかげで、

中国人と接した時に言動が理解しやすかったと言われた時はとてもやりがいを感じます。

 

▶大変なことは?

学習のモチベーションを保ってもらうことですね。受講生の皆さんはお忙しい中、時間を割いてご受講してくださっています。

また学習の目的も様々です。受講生一人一人にTLIで中国語を学ぶことが楽しいと思ってもらえるようにするには、どうしたらいいのか。それを常に念頭において授業をしています。

大変ではありますが、受講生一人一人の事を考えながら授業を組み立てるのは楽しいです。

 

▶中国語の上達法や秘訣は?

中国語を学ぶ上で、発音が一番難しいのではないでしょうか。

例えば声調は、先生が言った後なら正しく言えても一人で言うと間違えてしまう方がいます。

私はそんなとき、日本語の音に置き換えてみるといいと言っています。声調高さのイメージできれば、一人でも正しい発音ができます。苦手だと思っている人は是非試してみてください。

わからない方は、私と一緒にレッスンしましょう(笑)。

また、ピンインのディクテーションも発音を学ぶ上で大変効果的です。

CDを聞きながら、ピンインで書いてみてください。正しく書き取れれば、正しく発音できます。

それから、学んだ語彙で文を作る際に、1つの単語で1文作る練習をする方も多いと思います。

もちろんそれもいいのですが、より効果的なのは、学んだ全ての語彙を使って1つの物語を作ってみることです。

物語にすることによって、いろいろな文法の復習にもなりますし、言いたいことを適切に伝えるために不足している語彙も補えるので力が付きますよ。

何より、楽しく学べるのがいいですよね。

 

▶プライベートを少しだけ教えてください

私は高校時代から手芸が好きで、編み物やパッチワークなどを習っていました。

趣味が高じて手芸の師範代もとりました。今でもたまに作品を作っています。

今、手芸以上にはまっていることがあります。それは、家庭菜園です。

自宅のベランダでレタスやキュウリ、トマト、小松菜など様々な野菜を育てています。

自ら育てた野菜を食べるのが楽しみなんです!お花も育てていますよ。

陳先生ブログ用写真②陳先生ブログ用写真①

                   ↑すべて陳老師のお手製

 

インタビューを通して、陳老師は教える事を楽しんでいると感じました。

どのようにすれば、受講生にとってわかりやすくなるかについて常日頃から考えて、思いついたらいつでもメモをしているそうです。とても明るくて研究熱心な方です。

 

TLIには今回インタビューをした陳老師以外にも多くのすばらしい教師が在籍しています。

TLIでは無料体験レッスンを行っています。中国語学習を考えられている方は是非一度体験レッスンにいらしてみてください。

お問合わせはTLI日本中国語センターのお問合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。

皆さんのご来校を講師とスタッフ一同お待ちしています。

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