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■■ TLIストーリー vol.9 ■■
今回は台湾・高雄出身の伍愫芯(Wǔ sùxìn)老師を紹介します。
【中国語講師について】
▶中国語教師を始められた時期
1993年に高雄のTLIで教師を始めました。高雄では1995年まで教えていて、1996年に来日しその年から東京のTLIで教えています。
▶きっかけは?
きっかけはとても単純で、母国語を外国人に教えることで様々な国の人と交流を持つことができると思ったからです。
また、私は多くの幸運が重なったことで教師になることができました。教師になる以前は旅行会社で勤めていましたが、仕事はとてもつらいものでした。新しい仕事を探そうと思い新聞に掲載されている求人を見ていたところ、高雄のTLIが教師養成講座を開き受講生を探しているという記事を見つけたことが一つ目の幸運です。
養成講座が始まった頃は30人ほどいた学生も、終わりの頃には私を含め7人しか残っていませんでした。養成講座が終わり、講師の採用試験の結果TLIで教師となることができました。後日、学校の責任者から試験の結果は決してよくなかったということを聞きました。試験結果が良くなかったのですが学校に残してもらえたこと、これが2つ目の幸運です。
幸運は他にもあり、私がまだ新人の頃、優秀な生徒の授業を責任者が見て、授業後に自分の教師として足りない部分や気づけていなかった欠点を指摘し、多くのことを教えてくれました。
▶やりがいは?
私が学生に中国語を教えると同時に学生からも多くのことを学べるところです。私は中国語や中国文化を学生に教え、学生からは学生の国の文化、私の知らない知識や考え方を教えてもらいました。
▶大変なことは?
同じ内容を同じように説明していても学生によって理解度が異なるので、どのように説明すれば学生により良く理解してもらえるかを考え、学生に合わせて手法を変えることが大変です。
この問題にはTLI高雄校の責任者から「学生の立場や状況を良く観察し理解しなさい。そしてよく準備をして授業に臨むこと」と教えてもらえたことが活きています。その後は授業中に学生を良く観察し、表情や反応から学生の性格を感じ取り、学生それぞれに合わせた授業の進め方ができるようになりました。
▶中国語の上達法、学びの秘訣
秘訣というものは思い当たりませんが、学生それぞれの性格や目標などに合わせ、環境や機会を見つけて勉強することが良い学習方法だと思います。
私はカナダに留学していたことがありますが、学校から帰ってきたらテレビをつけて、常に英語が聞こえる状況にしていました。しかし集中してすべて理解しようとしなくてもよく、音楽のように流して耳を慣らしていけばいいと思います。あとは外国語ですから間違えても当たり前。母国語ではないので最初から正しい言葉が話せる訳がないと考え、どんどんしゃべることで上達していけると思います。
▶プライベート
私の趣味は旅行と映画を見ることです。
もし自由にどこにでも行けるとしたらヨーロッパ旅行か世界一周旅行に行きたいです。ですが今は簡単に旅行することはできないので、いろいろな国の飛行機を見て、その飛行機が行く先の国を想像し、気分を紛らわせています。
映画はホラー以外なら何でも見ます。今まで映画を見ることで勇気をもらい元気づけられてきました。私のおすすめは「クイックシルバー」と「プライドと偏見」です。ぜひ一度見てみてください。
インタビューをしている中で、伍愫芯老師にとって教師の仕事は、常に新しい問題に突き当たることはあるけれど、その問題に挫けることなくむしろ楽しんでいるのでは。そして問題を解決していく過程で自分の成長を感じとれることを楽しんでいるように感じられました。
TLIには今回インタビューをした伍老師以外にも多くのすばらしい教師が在籍しています。
TLIでは無料体験レッスンを行っています。中国語学習を考えられている方は是非一度体験レッスンにいらしてみてください。
お問合わせはTLI日本中国語センターのお問合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。
皆さんのご来校を講師とスタッフ一同お待ちしています。
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