～その189～　人の話を聴くことの大切さ

「人の話をよく聴きましょう。」

小さな頃から言われてきたことですね。

いま一度その効果とメリットについて

考えてみたくなりました。

なぜなら私は人の話を一日一倍聴く

そんな人間だからです。

「会議中相手の意見を受け入れる」

「交渉に柔軟」

「意見を強く言えない」

そんな人は残念ながら

話を聴いていません。

人の話を聴くという事において

大切なのは内容ではありません。

感情です。

「自分の話を聴いてくれている」

「しっかりと伝わっていないのでは？」

「論理性が足りないかな・・・？」

そういった感情を呼び起こすことが

最も大切なことです。

人間は結局のところ自分の意見を

曲げることは非常に少ないです。

その場では同意した雰囲気でも・・・。

心の底から同意しているケースは

決して多くありません。

自分の意見や考えが

最も大切で正しいわけです。

そのため相手に意見を

受け入れてもらうには

相手に自分で自分の声を聴いて

もらう方法が一番近道です。

自分で自分の声を聴いてもらうには

「自分の話を聴いてもらっている」

という感情を想起させましょう。

「自分の話を聴いてもらっている」

その時に【自分の声】もよく聴きます。

「どうかな？」

「相手の話も一理あるかな」

「考えを変えてもいいかな」

そんな形で自分で考えを整理して

くれるわけです。

考えを変えさせたのは

誰かではなく自分なんですね。

いくら正論でも感情が無ければ届きません。

相手の話をしっかりと聴き

その中から会話をしましょう。

そんなことを考えていました。

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