社長直轄プロジェクトでハラスメント対策 ~半年をかけオンライン研修を全社員に実施
「パワハラ防止法」がきっかけに
2019年の法改正により、事業主にパワーハラスメント防止のための必要な措置が求められることになりました。
早速、社長直轄のプロジェクトチームが組成され、自社に合わせた対策の検討、計画案立案のための会議が開かれました。
丸彦渡辺建設株式会社
総務人事部人事グループ
課長 岩波治郎様
全ての社員が同じ研修を受講
社長よりプロジェクトチームへ「若手社員がイキイキと働ける職場となるよう、役員を含めた全社員が受講する研修計画とする」という指示が出ました。
取引のあったキャリアバンクに、全社員が受講する「基礎編」、管理職のみが受講する「実践編」という2本の独自カリキュラムの開発を依頼。キャリアバンクの講師に全ての研修を担当してもらうことにしました。
計画段階でコロナ禍に
カリキュラムの開発と同時期にプロジェクトチームでは、札幌本社および各地域ごとに社員が受講出来るよう、日程や会場などの調整をしていきました。
しかし、新型コロナウイルス感染拡大で、緊急事態宣言が発令。社員の移動が困難になり、研修計画は一旦白紙になりました。
自社独自のカリキュラム「基礎編」「実践編」
急遽、独自カリキュラムのオンライン化をキャリアバンクに相談しました。オンライン研修の実績があった同社からの提案は、「基礎編」は全社員対象の講和型、「実践編」は管理職を対象に、カメラ、マイクが使用できる受講環境を整え、グループディスカッションを含めた双方向型のカリキュラムでした。また、初めてのオンライン研修でも集中力が途切れない1回あたり2時間で設定しました。
「もう、この方法しかない」と同社の提案を受け入れ、「基礎編」4回、「実践編」10回を半年間で実施する計画を組み直しました。
研修の様子
対面と変わらぬ受講満足度
「基礎編」ではWeb会議ツール「Zoom」のチャットや投票機能を使い、飽きさせないような手法を用いました。
「実践編」では「Zoom」のブレイクアウトセッション機能を用い、グループディスカッションを3回実施。管理職同士で動画の事例を視聴し活発な意見交換が行われ、ハラスメントに対する問題意識を共有しました。
初めてのオンライン研修導入で不安もありましたが、研修後アンケートの結果も上々で得るものが大きかったです。
Web会議ツールを生産性向上に
研修受講のため、全社員が「Zoom」のインストールやカメラ、マイクの設定など慣れない作業に追われましたが、プロジェクトチームと一緒に手分けをして一つずつ解決していきました。
私を含め、社員の多くが「Zoom」の操作に慣れ、今後は取引先等との打ち合わせ等に活用出来そうです。今後の生産性向上に期待しています。
社員教育の幅が広がったので、今後もオンライン研修を活用していきたいと考えています。
社名:丸彦渡辺建設株式会社
本社:北海道札幌市
略歴:大正7年創業、昭和23年8月 株式会社改組
資本金:4億7,600万円
従業員数:482名
事業内容:総合建設業
URL:http://www.maruhiko.co.jp/
キャリアバンクのオンライン研修はこちらから↓