学生向けに「DXと生産性向上セミナー」を実施しました。
佐賀県産業人材確保プロジェクト推進会議様から受託しました「IT産業等特定人材育成・確保事業運営事業」の一環として佐賀県立産業技術学院の学生約100名に対し、「DXと生産性向上セミナー」を実施しました。
〈研修目的〉
○社会が変革していることを自覚し、これからどんな能力が必要とされているかを理解する
〈カリキュラム〉
1.第1-4次産業革命、ソサエティ1.0-4.0の概要、ソサエティ5.0の世界について
2.IT化とDXの違い、IT化とDXの具体的な事例
3.AIとの共生、今後身に着けるべきスキルとは
〈ソサエティ5.0とは〉
内閣府によって発表された科学技術基本計画のひとつです。内閣府は、科学技術基本法に基づき1996年から5年ごとに基本計画が設け、長期的な視野に立って科学技術政策を実行しています。第5期に当たる2016年~2020年までの基本計画のなかに、ソサエティ5.0は含まれています。
Society 5.0が目指す社会では、サイバー(仮想)空間とフィジカル(現実)空間の融合を目指しています。
現在のSociety 4.0では現実空間にいる私達が、仮想空間にアクセスして初めて情報を得ることができます。しかし、仮想空間にアクセスしても、有効な情報が見つからない、情報を探し出すのに時間がかかるなど 連携が取れていない点に課題がありました。 例えば、スマホを利用して情報を検索しても得たい情報になかなか辿り着けない、車のナビに目的地を入力してもルートが複数あるのでどれが最適なルートか判断が難しい、などといったケースです。こうした課題を解決するため、Society 5.0では必要なときに必要な情報が得られるよう、サイバー空間とフィジカル空間の融合を目指しています。