キャリアバンク人材開発プログラム

評価のバラつき解消のための面接官トレーニング

カテゴリー:講師派遣型研修

クライアント概要

業種

卸売業

従業員数

100~150名

導入背景

合否理由が「感覚」に依存し、現場への説明責任が果たせない。ベテランの暗黙知を次世代へどう継承するかが課題。

地域の生活を支える企業として、次世代を担う人材の確保は急務です。しかし、従来の採用面接には「組織としての基準」が確立されておらず、以下の課題を抱えていました。

判断基準の曖昧さ: 面接の合否が面接官個人の経験や「感覚」に大きく依存しており、明確な物差しが存在しませんでした。

現場との認識のズレ: 配属先の部署から「なぜこの人を採用したのか?」と問われても、感覚的な評価であったため、論理的・客観的な根拠を示せませんでした。

ノウハウ継承の断絶: ベテラン面接官が持つ優れた「見極め力」が属人化しており、若手や新任の面接官へスキルを継承できない不安がありました。


講師派遣研修内容

テーマ

オリジナル動画を用いた実践型トレーニングで、面接官の「評価の甘辛」を是正

対象の階層

面接官

内容

・課題解決のため、コンサルティングによる「仕組みづくり」と、研修による「運用定着」の2段階で支援を実施しました。特に研修では、座学だけでなく「評価のズレ」を肌で感じる実践的なワークを重視しました。

1. コンサルティング:評価基準の言語化とツールの整備

まずは「何を見るか」を定義するため、既存の人事評価制度(情意項目)や適性検査を分析。求める人物像を「思考力」「行動特性」「社風適合度」などの具体的な評価項目に再構築しました。さらに、面接官が迷わず評価できるよう、項目ごとに「5段階の採点基準」と、行動事実を引き出すための「面接質問シート」を新たに開発・整備しました。

2. 実践研修:面接官トレーニングの実施

新しく面接官となる社員もいたため、全面接官を対象とした実践トレーニングを実施しました。

評価基準の理解(座学):なぜ「感覚」ではいけないのか、今回策定した評価項目(例:主体性、論理的思考力)が実際の業務でどう発揮されるか、個人ワークに取り組み、全体共有しました。

動画を用いた評価の目線合わせ:この研修用に作成したオリジナルの模擬面接動画を使用し、面接官全員が実際に採点を行いました。同じ動画を見ているにも関わらず点数が割れる体験を通じて、参加者は自身の評価の「甘辛(厳しすぎる・甘すぎる傾向)」や「重視しがちなポイントの偏り」を体感しました。

ロールプレイング(模擬面接):実際の面接場面を想定し、面接官役・応募者役に分かれてロールプレイングを実施。「質問シート」を活用し、応募者の過去の行動事実を深掘りする技術を磨きました。また、応募者の気持ちになる貴重な機会ともなりました。

導入後の成果・変化

採用判断に「客観的な根拠」が生まれ、説明力が向上。新任面接官も自信を持って評価できる体制へ。

面接の質と効率の向上: 事前に質問リストと評価基準が用意されたことで、面接官は「何を質問するか」に悩む時間が減り、応募者の話や表情を観察することに集中できるようになりました。

評価スキルの標準化: 動画を用いた目線合わせにより、面接官ごとの評価のバラつきが是正され、新任の担当者でも一定の質を担保した選考が可能になりました。

実施時間

4時間程度(1回実施あたり) 

担当者の声

「採用は企業の未来を創る活動。応募者から選ばれるよう、公平で客観的な視点が必要でした」

これまで感覚で行っていた面接を「客観的な物差し」で行うことの重要性を、トレーニングを通じて痛感しました。特にオリジナル動画での採点ワークでは、自分の評価のクセに気づくことができ、非常に有意義でした。これからも採用の質を磨き、地域に信頼される組織づくりを進めていきます。

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