
新入社員のフォローアップ研修って必要?
2025年7月31日
カテゴリー:コラム
9月~10月頃は、4月入社の新入社員を対象にしたフォローアップ研修を実施する企業様が多くなる時期です。
「4月の新入社員研修は必ず実施するけれど、フォローアップ研修は実施したことがないです。そもそも必要なのでしょうか?」というお声を耳にすることがあります。
本コラムでは、フォローアップ研修の内容を一部ご紹介しますので、ぜひご参考にしてみてください!
なぜ、フォローアップ研修をオススメするのか?
皆さんは、学生から社会人になってからの半年間はどのようなお気持ちで過ごしていましたか?
最初は新鮮な気持ちで出社していたけれど、失敗して落ち込んだり、日曜日の夜になると焦燥感に駆られたり…という経験をされた方も少なくないのではないでしょうか。
それは今の新卒者も同じです。学生から社会人になってからの半年間は、多くの方にとって人生の中でも急激な変化があり、身も心も疲弊している方も多い時期です。
そんな時期だからこそ、企業からの働きかけが大変重要だと考えます。また、今は転職がアタリマエの時代ですので、早期退職・静かな退職ということに繋がるかもしれません。
人事担当者の皆様がせっかく時間と予算をかけて採用した方には、ぜひ社会人最初の壁を乗り越えて、仕事の面白さや、やりがいを知っていただき活躍してほしいですよね。
なので、入社して半年の新卒者の方のフォローアップが非常に重要であるとお伝えしております。
辛いのは自分だけじゃないと気が付くことでガス抜きができる
公開講座でも毎年新入社員フォローアップ研修を実施しています。そこでは、様々な業種から受講者が集まります。研修の最初は、入社からの半年を振り返るワークからスタートします。
入社からの半年をモチベーショングラフにして頂くのですが、4月がモチベーション最高潮。その後だんだんと下がり、半年後の現在が一番下がっている方が多いです。辛い思いをしているのは自分だけではないと気が付くことが、目の前の解決すべき問題に気持ちを向けるキッカケに繋がることも多いのです。意見交換できるのは、研修の醍醐味です。
ビジネスマナーの再確認
4月に教わったビジネスマナーの再確認を行います。多くの方が、間違って覚えている部分があったり、忘れていることがあったりします。実際にやってみて、これってどうなのか?という疑問を持つことも出てくる時期です。ビジネスシーンで”出来てアタリマエ”と言われていることを再確認することで、より自信をもって日々の業務に向かうことができます。
ストレスとの付き合い方を知っておく
社会に出て仕事を行うなかで、ストレスを感じないという方は、恐らくいないのではないでしょうか。
ストレスは完全にゼロには出来ないので、ストレスマネジメントを心得ておくのは、社会人の嗜みともいえるのではないでしょうか。自分が日々イキイキと働くために、周囲のためにもしなやかな心を養っていけるといいですよね。
仕事を円滑に進めるためのコミュニケーション
コミュニケーションスキル向上は、ビジネスパーソン永遠のテーマではないでしょうか。
新卒者の皆さんには、コミュニケーションの中でも”報連相”を更に向上していただきミスコミュニケーション防止だけでなく、スムーズに仕事を進めるための武器を磨いていただきたいものです。
研修の中では、報連相のケーススタディを用いた演習問題を行っていただきます。事前に練習をしておくことで安心して職場でも活用いただけるかと思います。(研修の中ではいくら失敗してもいいのです!)
明日から何をするのか?を明確に!
研修の最後は、ここから半年後の”ありたい姿”を描き現状とのギャップを埋めるための行動を宣言するところまで行います。明日から取り組むことを整理し、自分で何をすべきか決めることでまた明日から頑張ろう!というポジティブな気持ちで一日を終えていただきます。
少し暗い表情をしている受講者の皆さんが、キラキラと明るい表情で帰っていく姿を見て毎年嬉しくなります。上記の内容は、弊社の公開講座カリキュラムからご紹介しました。(約6~7時間)
講師派遣型研修の場合は、ご希望に合わせたカスタマイズも可能ですのでお気軽にご相談くださいませ。
フォローアップは必要かな?と迷われている方は、是非導入いただくことをお勧めいたします。
公開講座の空きはあとわずかですが、空席もございます。ご希望の方はお早めにお申し込みくださいませ。
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