2009 02 / 25

ベンチャー企業セミナー

日経平均が、バブル崩壊後の安値を一時下回った昨日、
某ホテルで開催されたセミナーのタイトルはズバリ、
ベンチャー企業資金調達力向上セミナー」。

チラシ.JPG(経済産業局と北大創成科学共同研究機構が主催)

座長の北大・濱田教授は
「株価最安値のこの日に、格好のテーマです」
と、格調高く開会を宣言しました。
一般人なら弱気になるタイミングに、さすがベンチャーキャピタル論の専門家。
逆風が吹くほど、教授の表情が輝いて見えるのは気のせいでしょうか。

司会はAIR-Gアナ・・・というよりは
FM北海道の重鎮、とお呼びしたほうがしっくりする中田美知子氏。
最近は毎週日曜の、(道内企業経営者との対談番組でおなじみです)

中田美知子さま.JPG(知的で艶のある声は、相変わらず健在でおられます)

基調講演は㈱アークスの横山清社長。
企業成長とファイナンスについて、ご自身の逸話を交えてのお話は
50分では物足りないくらい示唆に富んだものでした。
しかしこの不況の時代に、経常利益88億円をたたき出しながら
全く”儲けている感”がないご様子には驚くばかりです。
「まだまだ成長途中」と社長が仰るアークスの強さの秘訣は
このあたりにあるのかもしれません。

raracard.JPG(小生も愛用しています、ラルズスーパーのRARAカード♪)

さて、後半は「資金調達力向上のカギ」というテーマで
パネルディスカッションが開かれました。
実は弊社社長佐藤良雄も、パネリストの一人です。

壇上にて.JPGヒューエンスの貴公子、設楽社長のお隣です)

昨年、株式公開(IPO)数は前年121社から49社と激減したそうです。
経企や株式市況の急激な悪化により
ベンチャー企業の株式公開への道のりや
資金調達環境の現状と課題が、焦点になりました。

資金調達力セミナー.JPG

拓銀破綻を機に、銀行融資を受けていた企業がバタバタと倒産する姿を見て
上場を決意したと語る佐藤社長。
間接金融、直接金融、それぞれに一長一短があるようです。
「上場しても倒産の確率は変わりません。
でも、成長のスピードは高くなると思います。」

2009.2.24代表.JPG(資金調達の選択肢を複数持つことがポイント、と佐藤社長)

「数年後、再び景気は回復することでしょう。
その時になって上場の準備をしても列に順番待ちするだけ。
次のチャンスに向けて、今から準備を始めることが大切なのです。」

道庁.JPG(北海道の長い冬にも、いつか雪解けが来るはず)

企業の存続とともに、その価値を高め続ける・・・。
今回のセミナー、厳しいテーマと言いつつも
パネラーの皆さんのお話も熱が入り、時間いっぱいまで話は尽きませんでした。
”経営に終わりはない”のだと、改めて感じるセミナーでした。

(広報F)

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